[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
人気アイドルグループ「AKB48」が29日、初めて東京・国立競技場でコンサートを行い、昨年6月の総選挙イベント(日産スタジアム)に並ぶ最多タイの7万人のファンを動員。新曲「ラブラドール・レトリバー」(5月21日発売)を初披露した。30日に同所で卒業セレモニーを行う大島優子(25)は8年間の思いを込めてソロ曲「泣きながら微笑んで」を歌った。
メーンスタンドの横幅いっぱいに設置された長さ150メートルのステージに全メンバー92人が横一線に登場すると、国立競技場は大歓声に包まれた。8年間、国民的グループの顔を務めた大島のこだわりが存分に詰まったステージ。4時間にわたり、全54曲を披露して7万人を魅了した。
同会場は今夏から改修工事に入り、近未来をイメージした2020年東京五輪のメーン会場へ生まれ変わる。高橋みなみ(22)が「6年後には世界中の人がここに来るんだね」と声をかけ、大島は「31歳。何をしているかな。6年後も希望に満ちあふれて、楽しくいたい」と目を輝かせた。
日が沈み、ひんやりとした風が吹き込んだ午後6時、ウエディングドレス風の純白衣装の大島が登場。総合プロデューサーの秋元康氏(55)が大島のために書き下ろしたソロ曲「泣きながら微笑んで」をしっとりと歌い上げ、涙ぐんだ。
大島にとって転機となった1曲。当初から女優志望で歌に自信がなく、東京・秋葉原のAKB48劇場で初めて披露した06年12月、自分の歌声に満足できず、号泣した。数日後、秋元氏から「女優志望だったら、女優として歌手を演じたらいいじゃないか」とアドバイスされ、迷いが吹っ切れた。
大島が所属したチームKを象徴する曲「転がる石になれ」でオープニングを飾ると、「暴れるぞー!」と客席に呼びかけた。「重力シンパシー」では高橋みなみ、島崎遥香(20)らと地上25メートルのワイヤフライングに挑戦。運動神経が抜群の大島は空中でクルクルと宙返りして会場を盛り上げた。
終了後、大島は「みなさんのおかげで、とても空がきれいで、ペンライトに照らされて会場も輝いてました。本当にありがとうございます」と頭を下げ、笑顔でステージを後にした。30日には、同所で卒業セレモニーが行われる。